【ヒトシゴトin やまぐち　vol.15】三角チーズサンドパン原田紗弥さん

思い出のパンで地域貢献したい！三角チーズサンドパン原田紗弥さんにインタビュー！

Megribaの起業相談に来て頂き、シェアキッチン利用を経て、起業デビューされた原田さんにお話を聞きました。

　現在の原田さんの活動、お仕事について教えてください。

　週に1，2回、山口市中心に様々な場所で三角チーズサンドパンを販売しています。今年の9/1で一年になります。
店舗を持っていないのですが、これからも持つ予定はなく、このスタイルで無理ない働き方をしていきたい。会社員なので、これからも副業でやっていきたいと思っています。
今は、スーパーなどの飲食店に限らず、住宅メーカーやテニス教室のイベントでも販売させてもらっています。

「三角チーズサンドパン」をお仕事にしようと思ったきっかけと始めた経緯について教えてくださいますか？

　私実は甘いものが好きじゃなかったのですが、妊娠をきっかけに食べるようになりました。久しぶりにお菓子作りを始めて、大好きだった三角チーズサンドパンを作って、友達に渡したら思い出のパンが食べられたととても喜んでもらえました。そこから、もっと地域の人に思い出の三角チーズサンドパンを食べてもらいたいと思いました。

三角チーズサンドパンは、山口市の小郡中学校の給食メニューで人気のパンでした。西京高校でも一番人気の購買商品で、お昼休みになると教室を飛び出して買いに来るほどの人気ぶりでした。

　山口市小郡の懐かしの味なのですね！Megribaの起業相談や、シェアキッチンをご活用されていかがでしたか？

　一番最初にMegribaのシェアキッチンで出店体験ができて、良かったです。お客様がわかりやすい場所で来やすかったと思います。ここで出店体験をしてから、販売価格も決めました。また、Megribaでの起業相談で、長門の製造工場を紹介してもらい、最近は3人の方が6時間かけて作ってくださいます。製造工場は遠いですが、楽しいし、何より地域に貢献できることが嬉しく思っています。
ぜひ、飲食で起業を考えている方は、開店前にMegribaのシェアキッチンを使った方が良いと思います。駅前で立地の良さ、リーズナブルなレンタル料でお洒落なカフェスペースも使いやすかったです！

　 Megribaの起業相談やシェアキッチンのご利用もありがとうございます。今後の原田さんの目標を教えてください。

　大きな夢は、ケンミンSHOWに取り上げられるくらい山口市の名物になってほしいですね。直近の目標は、パン教室を開きたいです。子どもに向けて、三角チーズサンドパンは母の世代に愛されていたものなんだよと教えていきたいです。
母のコミュニティも作りたいです。自分が母になり、月齢別に悩みがあることや、託児をして少しでも子どもと離れる時間があると気分転換になるということを知りました。地域に根付いた活動をしていきたいです。
お母さん向けのパン教室で、パン作りをして、その後に子どもの悩みを話せる時間を作ったりしたいです。また、介護している方のリフレッシュのためのパン教室であったり、夏休みの子どものためのパン教室であったり、そういうことをしたいです。
パンを通してコミュニティを広げていきたい。みんなの思い出のパンである三角チーズサンドパンだからこそ、そのパンで地域に貢献したい、ただ利益だけを求めるのでなく、自分の子が住む地域がもっと良い地域になれば良いという思いでやっています。

後は、子育てと会社員をしながら、どこまで出来るか挑戦です。

　思い出のパンで地域貢献するなんて素敵ですね。最後に、これから起業したいと考える方や、副業してみたいと思う方に、先輩起業家としてメッセージをお願いします。

　私は、自分で調べたりももちろんしましたが、Megribaやよろず支援拠点で起業のサポートしていただき助かりました。起業したいと思う方は公的な機関をもっともっと活用して起業してほしいなと思います。会社員の私がパン屋さんをしているなんて変な感じですが、こういう形（委託製造）でもパン屋さんは出来ます。実は私自身ずっと起業したかったけど、自分に言い訳をしていましたが、やりたいときに行動してみたらパワーで出来る。どんな状況でもできる。出来る範囲のことから始めていけば、お金がなくても出来ると思います。