【ヒトシゴトin やまぐち　vol.53】みつやソリューションパートナーズ三草宏樹さん

Megribaのインキュベーションマネージャーを務めながら経営コンサルタントとしても活動中！三草宏樹さんにインタビュー！！🌟

三草さんの現在の活動、お仕事について教えていただけますか？

　銀行出身×中小企業診断士の経営コンサルタントとして、主に山口県内の事業者を対象に、経営のサポートをさせていただいております。従業員数10名～30名程度で、社長が経営全般を担っている（右腕がいない）中小企業が主なクライアントです。業種は、建設業や卸売業、飲食・サービス業など幅広く対応しています。特に農業は前職で新規事業の立上げ経験もあり、思い入れが強いです。

　前職の経験も活かした活動をされているんですね！どのようなサポートをされているんですか？

　財務を入口とした経営診断と改善支援が中心です。最近では、親族内の事業承継支援にも力を入れており、計画策定からアクションプラン実行までの伴走支援に携わっています。

また、得意分野として、ビジネスモデルの整理から事業計画・収支計画の策定、融資や補助金等の資金調達支援があり、これは起業・創業フェーズの事業者にも貢献できるため、縁あって2024年７月からはMegribaのインキュベーションマネージャーとしても従事することとなりました。

　Megribaでは金融機関への融資申し込みで事業計画書や収支計画書の作成に悩んでいる方や、自治体の制度融資や補助金について知りたい方への個別相談会を開催しています！お悩みのある方は三草さんにご相談されてみてはいかがでしょうか。

　経営コンサルタントのお仕事をはじめようと思ったきっかけと、始めた経緯について教えてください。

　地元金融機関に勤務していた頃、金融サービスを通じて、地域経済の成長に貢献できることに大きなやりがいを感じていました。一方、地域の事業者や経営者と関わる中で、自身の経営全般に関する知識や能力の不足を痛感する場面も多々ありました。
幸いなことに、銀行員としての経験だけでなく、地元の老舗酒蔵への出向を通じて、地域で長きにわたり存続してきた中小企業がもつ、財務諸表では分からない優れた経営資源とその強みの源泉を肌で感じることができました。その反面、中小企業特有のあらゆる経営課題を目の当たりにしたことが、中小企業診断士を志すきっかけとなりました。

　中小企業診断士として銀行で活躍する道も大いにありそうに思うのですが。。。

　そうですね、確かに経験と資格をいかし、銀行員としてキャリアアップを目指す道もありました。ただ銀行では一人で多くの事業者を担当するため、どうしても支援が「広く浅く」になりがちで、２～３年周期の転勤で場所が次々と代わる環境も相まって、本質的な関係を築きにくいと感じていました。また、債権者と債務者の関係が背景にあるため、利益相反の壁を感じることもあり、もっと本音で経営者と関わり、共に悩み、共に進んでいける支援がしたいと思い、独立に至りました。

　なるほど！　ひとりひとりに寄り添い支援がしたい！　そんな三草さんの想いがあって独立を決断されたんですね！

　では、三草さんの今後の目標を教えてくださいますか？

　経営コンサルタントとして求められるのは、客観的かつ専門的な視点からの助言ですが、やればやるほど、「自ら経営した経験のない人間に、真のコンサルタントは務まらない」という思いが強くなっています。だからこそ、自分自身も事業を生み出し、実際に経営する中で多くの失敗から学び、その経験を引き出しに加えることで、より深いアドバイスができるコンサルタントになれると考えています。なので、今はコンサルティング主体の個人事業主ですが、将来的には自身で事業会社を運営したいと考えています。

　最後に、これから起業したいと考える方や、副業してみたいと思う方に、先輩起業家としてメッセージをお願いします！

　山口ゆかりの某思想家曰く、「できないのではなく、ただやっていないだけ。まだやったことがないことに不安を感じるのは、過去の偏った経験が生み出す錯覚に過ぎない。」とのこと。

今、勇気を持って一歩を踏み出そうとしているあなた、自信をもって二歩目、三歩目を踏み出せるよう、私に背中を押させてください。Megribaでお待ちしています。