【イノベーティブ！YAMAGUCHIビジネスプランコンテスト2024 出場者へインタビュー】vol.4 森篤史さん

『お寺の事務管理DXで進める地域コミュニティ創出』株式会社TERA Tech Inc.　森篤史さんにインタビュー！

イノベーティブ！YAMAGUCHIビジネスプランコンテスト2024で審査員特別賞を受賞された森さんにお話を聞きました。

この度は、素晴らしいビジネスプランをご発表くださり、ありがとうございます。どのようなビジネスプランだったのか、皆さんにもお伝えしたいので、教えてもらえますか？

「お寺を地域の居場所に」をコンセプトに、お寺が抱える課題をIT技術でひとつひとつ解決し、お寺の持つ可能性を拡張していくプランです。その第一弾の取り組みとして、今までにない年回忌発送作業の削減に特化した寺務管理Webサービス「テラテク帳」を開発し、大切な年回忌をきっかけにお寺と檀家を繋ぎ、意図せず年回忌供養を忘れてしまう檀家の課題と、お寺の事務管理の課題を解決することで縁を深めるコミュニケーション機会と時間の創出で「持続可能なお寺運営」に貢献していくことに目指しています。

お寺が地域の居場所になれたらとても素敵なことですね！今回のビジネスアイディアが生まれたきっかけや、エピソードなどあれば教えてください。

私は、幼少期からお寺が身近であり、お世話になったこと、気の合う友人がなぜかお寺の息子であったこと、さらに社会課題解決や地域に関心があったこと、これまで歩んできた環境や経験などの「点」と「点」が、祖父母の「死」をきっかけに「線」として全て繋がり、今の事業をスタートさせるに至りました。

詳細は話し出すと長くなってしまいますのでぜひnoteでご参照いただけると嬉しいです！

https://note.com/atsushi_mori180/n/n4b0447e7e3e7

note読ませていただきました！日本には全国77,000ものお寺があるのに、中には地域で十分に認知されておらず、人々が訪れるきっかけや受け皿がないところが少なくない？！現在のお寺にはそんな課題があるのですね。。日本人ですがお寺の課題初めて知りました。

森さんは、産業交流スペースMegribaの指定管理者の株式会社ツクリエが、山梨県より受託運営しているやまなしアクセラレーションプログラムにもご参加されたのですよね！　山梨県でのアクセラレーションプログラムに今回は山口市でのビジネスアイデアコンテストへの参加と、日本全国でのご活動、素晴らしいですね！　森さんは普段はどのようなお仕事をされているのですか？

株式会社TERA Tech Inc.（テラテクインク）を2022年10月に東京で創業し、寺院運営におけるIT・Webサービスおよびコンテンツ等の開発・提供を行っています。創業した当初は事業開発やコンサルなどの業務委託も行いながら、並行して進めていました。ただ全く異なる事業を0→1でやっていくことも限界があると思い、2023年4月からは業務委託はやめ、今の事業にフルコミットし、進めています。

寺院運営におけるWebサービスを担っておられるのですね。ビジネスプランコンテストに出場しようと思ったきっかけを教えてください。

お寺は一般的に好きな人だけの場所や、葬儀や供養というイメージが強いです。

しかし、お寺界隈にいた人間ではない、第三者である私がスピーカーとなって、少しでも多くの方にお寺業界の課題を知ってもらい、お寺の本来の価値や可能性について伝えていくことで、１人でも多くの人がほんの少しでもお寺に興味を持ち、行くきっかけを作っていきたいと思い、エントリーしました。

お寺の本来の価値や可能性について伝えていくこと、とても素敵な活動だと思います。Megriaのある山口でのビジネスプランコンテストに参加しようと思ったきっかけ、また、山口の印象などがあれば教えてください。

山口市内には国宝瑠璃光寺をはじめとし、お寺が165ヶ寺と多く、文化が根付いていると感じました。

そんな山口市で山口在住の方との縁を作りつつ、山口市内での事業展開の形を探りたいと思い、参加させていただきました。

山口市もお寺が多くある、文化的な市ですよね。最終審査会に参加された感想を教えてください。人前で話すのはいかがでしたか？

短い時間の中で他者に伝える（かなり特殊な事業を）という機会はとても貴重であり、凝り固まっていく事業の整理にもなったと感じています。

また他の方のプレゼンもお聞きすることでヒントや刺激を得ることができました。