【イノベーティブ!YAMAGUCHIビジネスプランコンテスト2025 出場者へインタビュー】vol.1 山口誠登さん


現役大学生が挑む、地方医療×ビジネスの新しいカタチ

イノベーティブ!YAMAGUCHIビジネスプランコンテスト2025で大賞とオーディエンス賞を受賞された山口さんにお話を聞きました。

今回のビジネスプランについて教えていただけますか?

看護師が対面で、医師がオンラインで受診をするオンライン診療です。

医療機関と看護ステーションを連携させるプラットフォームビジネスで、高齢者でも利用しやすいオンライン診療を普及させていきたいと考えています。

看護師と医師、それぞれの役割を活かした仕組みなんですね!ビジネスアイディアが生まれたきっかけや、エピソードなどあれば教えてください。

母が医療従事者をしておりまして、コロナ禍で医療がひっ迫した際に看護師の方が足りないという話がありました。母と話しているうちに潜在看護師と呼ばれる、看護師の資格は持ってはいるけど、実際に看護の職についてない方が全国にたくさんいらっしゃるという話を聞いて、そのリソースを使って医療現場のひっ迫を改善できないかと考えたのがきっかけです。

 お母さまとの日常の会話からヒントを得たんですね。山口さんは普段どんな生活を送られているんですか?

普段は大学へ通っていて、学費は全て自分で支払っています。
また、学生ではありますが、ベンチャー企業の社員としてフルタイムで働いており、大学が終わり次第、会社の方へ出勤をしています。
大学と会社と自分の事業と忙しく過ごしています。

とてもアクティブなんですね!そんな中で、山口さんが今回ビジネスプランコンテストに出場しようと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?

看護師が対面で医師がオンラインという方式を、D to P with N(Doctor=医師, Patient=患者, Nurse=看護師)と言われていまして、この実証実験を山口県が先進的に行われています。先進的な取組をされているところであれば、自分の事業を導入して頂けるのではないかと考えたのがきっかけです。

なるほど、山口の動きとマッチする部分があったんですね。実際にコンテストに参加してみて、いかがでしたか?

非常に面白かったです!また、大賞だけではなくオーディエンス賞にも選んで頂いたので、ご覧になっている方々にもしっかりと認めてもらえたという事で、山口で今後進めていけたらなと思えました。

今回の「イノベーティブ!YAMAGUCHIビジネスプランコンテスト2025」に出場して出来た、今後の目標や、挑戦したい事などを教えてください。

このプランはまだアイデア段階ではあるのですけど、絶対に実現したいと考えています。今後は地方医療がひっ迫していくことはみえているので、それはこういったビジネスの力で解決したい。そこに自分が少しでも貢献できたらなと考えています。

最後に、これから何かをチャレンジをする方に向けてメッセージをいただけますか。

私自身成功をしているわけではないので恐縮ですけども、質というのは行動力に比例すると考えています。自分もこのビジネスアイデアを考えるにあたって、いろんなところに電話をかけまくりました。医療機関など片っ端から電話していく中で見えてきた課題や解決の糸口などがありました。やはり何かプランを考えるとなった時は、現場百回ではないですけと、現場の人の声を聞くって事が本当に大事だと思います。

山口 誠登(やまぐち せいと) 

早稲田大学 法学部 在学中

部署名:サクセス部主任

母が医療従事者のため、コロナ禍の医療体制の逼迫を間近で経験。
地域医療という課題をビジネスで解決したいと決意。現在、日本全国の医療機関などにインタビュー実施。学生のうちに起業予定。