【ヒトシゴトin やまぐち vol.26】やまぐち不動産ガイド 板持俊一郎さん


山口県の地域密着不動産ポータルサイト「やまぐち不動産ガイド」を運営されている板持俊一郎さんにインタビュー!

Megribaのプレミアムメンバーでもある板持さんにお話を聞きました。

板持さんの現在の活動、お仕事について教えてください。

今年の3月に株式会社を立ち上げ「やまぐち不動産ガイド」という地域に密着した不動産ポータルサイトを運営しております。
が、完成してから業者回りをしていた所「管理が大変だからやらない」「実績がないものに投資出来ない」と言われそこから「物件投稿・管理の自動化」を中心に取り組んでいます。

「物件投稿・管理の自動化」とはどのようなことをしているのですか?

まず物件投稿・管理の自動化が何故必要かという所から入っていきます。

前提知識として不動産広告には「公正競争規約」というルールが存在し、不動産広告を出す上で様々な決まりを守り成立しています。

そのルールの中には広告掲載している限り「情報の更新」が義務として存在します。
この更新をきちんと行う為に専門の方を雇用する会社も多数存在します。

不動産広告には様々な決まりやルールがあるのですね。

「やまぐち不動産ガイド」も不動産広告に該当し、「物件情報の更新」が義務として発生します。

 当初はお客様自身に更新をして頂く前提でしたが、HPが完成し使って頂こうと実際回った不動産業者様から「更新をするのが大変だからやらない」「実績のないものに対して人件費等(リソース)が割けない」と言われ、「あなた自身が更新・管理をやるならいいよ」と言われ実際にやってみましたが非常に手間がかかり「これは1人では難しい」という事を結論から「物件の投稿・情報更新等の管理が自動でしたい」と考える様になりました。

なるほど、お客さまの声から新たなサービス提案が生まれたのですね。

そして調べていた所「物件の自動投稿」「物件情報の更新」がプログラミング(DX )で解決できるという事が分かり、DXチャレンジYAMAGUCHIに現在挑戦中です。

DXチャレンジYAMAGUCHIのDXコンサルティングも活用頂き有難うございます。 DX化することで、「やまぐち不動産ガイド」がより便利で使いやすくなりそうですね! 「ポータルサイト運営」をお仕事にしようと思ったきっかけと始めた経緯について教えてください。

住宅関係で働いていた時、お客様から話を聞いてきた人が口を揃えた様に「どこから何を探してよいか分からない」と言われていた事、(おそらく今でもそうですが)物件チラシを見ながら「〇〇エリアに新しい物件ないですか?」と不動産屋さんに一通り電話を掛けたり、不動産屋さんのホームページを色々見ていたりしていました。

 物件探しは一番手間がかかる所でこれを何とか解決して「誰もがもっと簡単に調べられるようしたい」と思ったのがきっかけで色々なタイミングが重なり起業しました。

確かに、私も物件探しで大変だった思いがあります。 Megribaのプレミアムメンバーに登録されてコワーキングをご利用いただいておりますが、使われていかがですか?

最初は会社の住所を登記する為に登録しましたが想像以上に使い勝手が良かったです。

いつでも気軽に複合機が使える。

補助金の情報などを教えて頂ける。

色々な業種の方がおられ自分と違う分野の方とコミュニケーションが取れる。

日替わりで業者さんが変わるお昼のお弁当も密かな楽しみです。

Megribaのサービスをいろいろ活用頂きありがとうございます。私もMegribaカフェで日替わりのお弁当を、仕事のモチベーションアップの楽しみにしています。 板持さんは島根県のご出身という事ですが、山口の暮らしはいかがですか?また、山口へ来て良かったですか?

山口はとても暮らしやすく感じました。色んな要素がありますが一番暮らしやすいと感じたのは新幹線に1時間乗っているだけで福岡・広島に行くことが出来た時で、同時に山陰地方が「陸の孤島」と呼ばれる理由にものすごく納得しました。私自身、結婚や出産・起業等人生で忘れられない日が山口に来てから沢山ありました、来て良かったと思っています。

人生で忘れられない日を山口で過ごされたのですね。 今後の目標を教えてください。

今の目標は最初にお伝えした事業の「自動化」をきちんとした形にし、「やまぐち不動産ガイド」を広く活用して頂ける様にする事です。  「不動産を探す」という業界以外の方にはハードルの高い事を「もっと簡単に調べられる環境」を作って行きたいと考えています

不動産を探すハードルが低くなることを期待しています。 最後にこれから起業したいと考える方や、副業してみたいと思う方に、先輩起業家としてメッセージをお願いします。

まずは本当に事業として成立するか会社を辞める前にテストマーケティングと事業計画書を作成し

・事業が成立する程需要があるかどうか数字で理解する事

・初期投資・毎月必要な固定費・損益分岐点を理解して黒字になるまでどれくらい時間がかかるか理解する事

 本当に起業した時に融資を受けるであろう金融機関や親族・家族に説明し納得してもらう根拠を持っておくと良いと思います。

あと迷った時、自分が考えたアイディアを相談・披露できる商工会議所やメグリバの方がいると尚良いと思います。

起業塾ご担当の山口商工会議所の三浦さんと

会社を辞める前にテストマーケティングと事業計画作成、新しい事業を始められる方にはおススメですね!本日はいろいろなお話をありがとうございました。

メグリバ編集後記


たくさんの経験を山口でされ、山口の人のために頑張られている板持さんをMegribaはこれからも応援します。

プロフィール :板持 俊一郎(いたもち しゅんいちろう)

株式会社ラゲッジ 代表取締役

島根県出雲市出身 1981年2月生まれ(こうみえて42歳)
約10年 不動産・建築業に従事
2014年結婚を機に山口県へ移住
2023年3月 株式会社ラゲッジを設立

やまぐち不動産ガイド

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