【ヒトシゴトin やまぐち vol.34】鮮魚店 小田昌弘さん


地域密着・移動販売に配達も?!鮮魚店を運営する小田昌弘さんにインタビュー!

小鯖地域で鮮魚店を運営する小田さんのお話を聞きました。

現在の活動、お仕事について教えてください。

一代目で魚屋をしています。天然物にこだわった店なので、時化で魚が揚がらないときは、魚の種類が少ないです。旬の魚やその日に取れる活魚を中心に置いています。

若い人にどんどん魚の良さを知ってほしいですね。水産省がやっている「魚の日」の山口県の賛同メンバーなので、何かイベントもしてもっと魚を知ってもらいたいとも思っています。

ちなみに、「魚の日」は毎月()()()日です。(笑)

()()()の日!良い語呂合わせですね。「鮮魚店」をお仕事にしようと思ったきっかけと始めた経緯について教えてください。 

元々、包丁を握るのが好きで、料理を作るのが好きでした。高校生の時に、フランス料理の厨房でのバイト経験があり、綺麗な料理の盛り方などを勉強しました。20歳の頃に鮮魚業界に入り、魚に興味を持ちました。接客の勉強をするために居酒屋で働いている時期もありました。25歳の時に一度鮮魚店を始めてみようと志しましたが、魚屋としての知識が乏しく、勉強するために一度断念しました。そこから、本格的に魚をさばく勉強のために老舗の魚屋へ修行に行きました。たくさんの経験があり、皆様のおかげで今では一人でなんでも出来るようになりました。そして、27歳の時に、移動販売車での魚屋を開業しました。経験を活かして綺麗な刺し盛りを作るのが好きで、人に「綺麗だね」と言って食べてもらうことが好きです。

私も注文しようかな…。とても綺麗で美味しそう!

これからの年末年始に向けて大忙しで、お客様のニーズに合わせて刺身のブロックや刺身の盛り合わせを作ります。サンデー西京などにも広告を出しているので見かけたこともあるかもしれませんね。

ご入用の方はぜひお問い合わせください。

飲食業界でご経験をされて、移動販売の魚屋さんもされていたのですね。

2019年から、この場所で鮮魚のおだを開きました。魚介類販売業許可を得てからは、店で魚をさばいたり、刺身にすることができるようになったので、販売の幅が広がりました。

実は、2020年にぶちええ菜山口店にも出店していました。そこでお会いしたことがある方もいるかもしれませんね。

お魚屋さんと言えば、早朝から競りに行くイメージですが…。

早朝、漁港には行きますが、入荷情報がLINEで入ってくるんです。私が売りたい魚を把握してもらっているので、「今日、この魚あるよ。」と時には写真付きで教えてもらえます。それを一通り聞いてから、午前3時くらいから車で市場に走り出します。業者が運んでくるものもありますが、全国各地のものが市場に集まります。市場では競りに参加して県内産の魚を中心に仕入れます。9時過ぎまで仕入れをして、9:30からお店をオープンしています。多い時は、30種類以上の魚を仕入れてきます。

早朝からの仕入れいつもお疲れ様です。閉業を乗り越えて、魚屋さんになるまでとても苦労されたのですね。

そうですね。移動販売車で一軒一軒営業周りからスタートしました。山の上から一軒ずつチャイムを押して回り、道行く人に話しかけ魚を売りました。居酒屋でどんな人にも対応できるように接客の技術を磨いたことがここで活かせました。その後、移動販売車だと、魚介類販売業許可では出来る調理が少ないので、この場所に出店しないかとお声がけいただき出店しました。小鯖という場所は、スーパーなどがないので、地域貢献も兼ねて出店させてもらいました。1から作り上げ、常連さんも増えてきたように思います。

地域貢献素敵ですね。

ご高齢の方がよく買いに来られるので、たくさんお話をします。その中には、免許を既に返納していて、家からあまり買い物に出られないという方も多くいます。そういう方には、自宅までの配達も行っています。お客様の好きそうな魚が入荷したら、「今日好きそうな魚が入ったけど、持って行こうか?」と電話して持って行ったりします。元気か心配になるので、見守り的な役割も兼ねています。

ご高齢者の見守り的役割もするお魚屋さんですか?!まさに高齢社会のニーズに沿ったサービスですね。

その他にも、金曜日は大内地区の農協へ午前中2時間程度出店しています。その時に魚をどのように調理して欲しいか「御用聞き」という形で聞いて、指定時間にご自宅まで配達します。週1回は、周南まで行って移動販売をして、買い物に行けない方のために配達もしています。

福祉的な役割も担われているのですね。

でも、これからは若い人にも知ってもらわないと魚屋さんが増えていかない、継続できないので、InstagramやYouTubeの活用も頑張っています。Megribaは、Instagramでよく見させてもらっていて、Instagramでの発信の仕方も勉強中なので、参考にしています。

お忙しいのに、InstagramやYoutubeの活用も頑張られているのですね。魚を知ってほしいという想いが伝わってきます。

うちのお店のということではなく、シンプルに魚を食べてもらいたいですね。魚を捌くこと、調理することがハードルが高いという声をよく聞きます。全然そんなことはなく、魚の捌き方、調理の仕方を伝えていきたいです。そんな人のために、YouTubeでは魚の捌き方をあげています。

対面の鮮魚店の良さは、話しながら食べ方を教えてあげられることです。その場で必要な量だけ捌いて、提供できることです。お店のすぐ奥に調理場があるので、どんな風に捌いているか見てもらえるので、お客様自身の口に入るものへの信用もおけますよね。

美味しいお魚は鮮度が命ですものね。お客さんとのコミュニケーションをオフライン、オンラインで実践されていますね。小田さんの今後の目標を教えてくださいますか?

常連さんには、好みの魚が入ったら電話やメールをして入荷情報をお知らせしています。そういう地域密着型の魚屋さんを継続していきたいです。うちがこうなりたいじゃなくて、お客様のニーズに応えることで、お客様に求められる店を目指していきたいですね。

“お客様があるべき姿に連れて行ってくれる“マーケティングの大きなヒントですね。地域密着に地域貢献に、福祉的役割まで担っていて本当に素晴らしいです。

最後に、これから起業したいと考える方や、副業してみたいと思う方に、先輩起業家としてメッセージをお願いします。

人との繋がりを大切にすること。そうすると人と人が繋がることで、自然と人が集まってくる。後はもう自分の努力次第!

鮮魚店も若い世代にもっとやってほしい、興味をもっていってほしいと思っています。

メグリバ編集後記


34歳という若さで鮮魚店を営む小田さん。その若さを生かして、積極的に魚の良さを広げておられました。私も、この記事でそのお手伝いが出来れば幸いです。

プロフィール :小田 昌弘(おだ まさひろ)

山口市出身。平成元年生まれ。高校生の時に、初の平成生まれのバイトとしてホテルの洋食厨房で働く。20歳から鮮魚業界へ。25歳の時に一度鮮魚店を始めようと志すも、断念。もう一度勉強のため、鮮魚店で働き、27歳で移動販売車での鮮魚店を開業する。2019年より小鯖で鮮魚のおだを開店する。

HP:https://osaba-satonoeki.com/fish/

Instagram:@oda_fishshop

X:@sengyooda

YouTube:鮮魚のおだ

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